最近のコーヒー(特にドリップコーヒー)には、二つの潮流があるような気がしています。一つはいわゆる「御三家(関口一郎さん・標交紀さん・田口護さん)」の価値観を踏襲する流れ、もう一つはサードウェーブをさらに進化させようとする流れです。すごく大雑把にですが、下の表にまとめてみました。誤解のないように言っておくと、どちらがいいという二者択一のものではなく、それぞれに珈琲のおもしろさがあると思います。
潮流A | 潮流B | |
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おいしさの基準 | 苦味の後に甘味がある | 独特のフレーバーがある |
代表的な産地 | イエメンやエチオピア | 中米 |
いい豆の条件 | 丁寧にハンドピッキングされた上質な豆、あるいはオールドコーヒー | スペシャルティコーヒー、Cup of Excellence |
主流の精製方法 | ナチュラル | ウォッシュド |
焙煎度 | どちらかと言うと深煎り | どちらかと言うと浅煎り |
ドリップ方法 | ネルフィルターによる点滴抽出 | ペーパーフィルターによる高速抽出 |
重要な器具 | ドリップポット | コーヒースケール |
店主の呼び方 | マスター | バリスタ |
影響力のある人 | 御三家 | ワールドチャンピオン |
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