(その1)から続きます。
今回は、20号壕の内部の写真を撮ることができました。
壕の入口付近。
撤退する時に隠したのでしょうか。地下に埋められていた医薬品類。
壕を掘ったツルハシ。
焼け残った坑木。米軍の火炎放射器によるものと思われます。
ツルハシで掘った痕か?
壕内の交差点。この場所が手術室になっていました。右へ行くと21号、左へ行くと19号です。
手術のための灯を置いた窪み。
南風原文化センターに展示されている当時の手術の様子を再現した人形。
交差点から21号の方向を見たところ。先は崩落しているようです。
19号の方向。こちらも崩落しています。
患者の病室だったスペースで、ここに二段ベッドが置かれていました。崩落を防ぐために後から補強してあります。
南風原文化センターに展示されている当時の負傷兵の様子を再現した人形。
裏側の出口に出ました。
パンフレットより。
下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した沖縄戦の死亡者数です。
分類 | 死亡者数 |
---|---|
県外出身日本兵戦死者 | 6万5908人 |
沖縄県出身軍人・軍属 | 2万8228人 |
戦闘に参加・協力して死亡した住民 | 5万5246人 |
一般住民 | 3万8754人(推定) |
合計 | 18万8136人 |
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら) |
このような悲惨な歴史を繰り返してはならないです!
私の基本的な考えは以下の通りです。
- 人と人が殺し合ってはならない。
- 人を殺すための道具を持ってはならない。
- 武力に対して武力で対抗してはならない。
- 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。
世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。
【追記】
〜人、〜民族、〜教徒といった具合に、人にラベルを貼ることをやめれば、今世界各地で起きているような争いは起きないでしょう。ラベル貼りの習性は、たぶん、太古の昔の初期人類の進化の過程から生まれたものだと思いますが、それを自由と平等の理念によって乗り越えてこそ、人間の人間たる所以ではないでしょうか。
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