(その8)は乙巳の変で暗殺された蘇我入鹿の首塚でしたが、今回の(その9)は、その暗殺を中大兄皇子(のちの天智天皇)と共に実行した中臣(藤原)鎌足の生誕の地とされる大原神社です(他に橿原市という説もあります)。
大河ドラマ「光る君へ」は中臣鎌足の時代から350年以上後の物語ですが、登場人物が藤原性ばかりなのに驚かされます。日本史における最大の貴族である藤原氏は、鎌足が臨終に際して、天智天皇から「大織冠」という当時の朝廷で最高の冠位と藤原性を賜ったのが始まります。
すぐ近くに、鎌足の母親の大伴智仙娘の墓もあります。
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