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Consideration

AIに意識は宿るのだろうか?

この記事この記事の続編です。

ChatGPTなどの生成AIの登場によってAIの活用に一段と拍車が掛かったように感じますが、恩恵が大きければ大きいほど、その副作用も心配されます。AIは人類に幸福をもたらすのでしょうか?それとも……。

私は「現状の著作権は保護されすぎている」と感じているので(→こちら)、著作権侵害の問題をさほど心配していません。偽情報が溢れ出るのではという問題はたしかにありますが、もっと根本的なところで「AIに意識は宿るのだろうか?」という点が気になっています。

そもそも「意識とは何か?」ということ自体まだよくわかっていませんが、医師で神経科学者のジュリオ・トノーニ とマルチェッロ・マッスィミーニの『意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論』によると、「意識を生み出す基盤は、おびただしい数の異なる状態を区別できる、統合された存在である。つまり、ある身体システムが情報を統合できるなら、そのシステムには意識がある」とされます。

哲学者で認知科学者のダニエル・C・デネットは『自由は進化する』の第8章で、「将来には意識を持つ、自意識さえあるロボットが登場するかもしれない。できない話じゃない」と言っています。ヒトの脳も物質なのだから、AIが意識を持つことだってあり得そうな気がします。もしそうだとすると、意識のなかには「悪意」という感情も含まれるのがとても心配です。

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