この記事の続編です。
イメージが湧きやすいように図や写真が多い本(→こちら)を読みました。
弥生時代は日本列島で稲作が始まった時代ですが、それ以外にどんな特徴があったかと言うと、
- 戦いによって問題を解決しようという思考が広まり、日本列島の歴史において初めて人を殺すための武器が作られて使用された時代
- その一方で、攻撃に対する防御のために環濠集落や高地性集落が発達していった時代
- 人口が急増し、集落の規模が大きくなり、複数の集落による地域的なまとまりができて、社会が複雑化・階層化していった時代
- 社会の階層化につれてリーダーが力を持つようになり、さらに多くの集落を束ねる「王」の地位が確立されていった時代
- さまざまな物品が、地域を超えて、あるいは海を超えて朝鮮半島や大陸とも交換されるようになった時代
- 社会の結束を強めるための祭祀がさかんに行われるようになり銅鐸のような祭器が造られたが、それがやがて墳丘墓の造営(古墳時代)へと移行していった時代
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