ヒトの長い進化の歴史のなかでも特に大きな変化が起きたのは今からおよそ1万2000年前で、それまでずっと狩猟採集生活をしていたヒトが集落を作って定住し始めました。農耕や牧畜、社会の階層化、王による政治、戦争、家父長制などが始まったのもこの時期です。
日本列島でこれに相当する時期は弥生時代だと考えられます。弥生時代の遺跡で有名なものは、佐賀県の吉野ヶ里遺跡、長崎県の原の辻遺跡、静岡県の登呂遺跡などですが、私としては、小さな集落が700年かけて大環濠集落へと発展していく過程や、闘いで負傷した傷痕などが見られると言われている吉野ヶ里遺跡に行ってみたくなりました。
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