「メッキだらけの けばい茶店の端っこ」（その4）

この記事とこの記事とこの記事の続報です。

みゆきさん作詞作曲の名曲「涙-Made in tears-」の「メッキだらけの けばい茶店の隅っこは 雨やどりの女のための席ね」という歌詞のような喫茶店を探訪する企画です。ただ、昭和の喫茶店ブームのせいか、「メッキだらけのけばい茶店」は繁盛している場合が多く、曲のイメージに合うような寂しい雰囲気のお店はなかなか見つかりません。

今回の「珈琲専門館 伯爵 池袋東口店」も駅近の有名店で繁盛しています。

メッキ的に光るものが多く、絨毯や椅子の色合いもけばいです。

銅製の器も昭和らしい雰囲気。

「きれいなビルに変わったこのあたり 出会った日にはさえない街だったね」という歌詞のイメージ通りの街は、東京都内ならばだんぜん大崎だと思います。今でこそ近代的なビルが建ち並ぶ大崎の駅前も、40年くらい前は、山手線の駅のなかでいちばんさえない場所でした。大崎駅の近くで「けばい茶店」が見つかるといいのですが……。

下のYoutubeは、みゆきさんの曲のすばらしいカバーをたくさんアップしてくれる「First Stepさん」。